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特別保護地区にシカ捕獲のわな 環境省が設置作業公開 尾瀬
2009/05/30掲載
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公開されたシカ捕獲わなの設置作業 |
尾瀬国立公園の湿原でシカによる食害などの被害が深刻になっている問題で、環境省は二十九日、特別保護地区内で尾瀬沼近くの大江湿原(福島県桧枝岐村)と浅あざみ湖湿原(同)で実施している、シカ捕獲わなの設置作業を報道陣に公開した。
わなは、ワイヤで作った輪を動物の足首などにくくりつけて捕まえる仕組みで、発信器が連動して捕獲の有無を無線で知らせるようになっている。
設置作業では、同省が捕獲を委託している桧枝岐村猟友会のメンバーが、わなの仕組みや作業手順を紹介した。同省は向こう二週間をめどに、二カ所の湿原を中心に計五十個を設置する予定。
尾瀬では本年度から大江湿原などの特別保護地区内で、銃とわなを使ったシカ捕獲がスタート。それぞれ猟期を設定して行われ、大江、浅湖の二カ所で計百頭を上限に十一月ごろまで実施される。
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