尾瀬の至仏山保全対策会議（事務局・尾瀬保護財団）は、ゴールデンウイーク中の至仏山入山に伴う立ち入り禁止・危険区域を記したチラシを作製、二十四日に入山口の鳩待峠で入山者に配布し、掲示板を設置した。
　同財団によると、今年の尾瀬は、例年と比べて積雪量が少なめ。下が空洞になっている雪の踏み抜けによるけがや、植生の踏みつけなどの危険性が高まるため、注意を呼び掛けている。また、同会議は植生保護と事故防止の観点などから、毎年実施している至仏山の登山道（鳩待峠―オヤマ沢田代―至仏山―山ノ鼻）の閉鎖期間を、五月十一日―六月三十日（予定）と決めた。