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尾瀬への入山安全に 片品村遭難対策救助隊 ルートに誘導用目印
2009/04/24掲載
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入山道沿いの樹木に赤いひもを結び付ける参加者 |
雪が残る尾瀬への入山者を安全に誘導しようと、片品村遭難対策救助隊(隊長・千明金造村長)は二十三日、雪で見えなくなった入山道沿いの樹木などに目印となる赤いひもを結び付けた。
残雪期の尾瀬は、入山道が雪に覆われている場所が多くあるため、入山者が進路を誤って遭難する危険がある。こうした事故を未然に防ぐため、本来のルートへの誘導を目的に毎年、同救助隊員らが、目印を設けている。
作業には同救助隊と沼田署谷川岳警備隊、同尾瀬駐在所員ら十六人が参加。「鳩待峠―オヤマ沢田代(至仏山)」「鳩待峠―アヤメ平」「一ノ瀬―尾瀬沼」の三コースに分かれて実施した。
参加者は、雪の斜面を足元に注意しながら進み、見通しのいい樹木を見つけては、枝に赤いひもを結わえた。
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