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幹回り8.85メートル県内一のミズナラ 片品・戸倉の原生林で確認
2009/04/10掲載
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県内一のミズナラ 片品 |
雪解けが進む片品村戸倉の原生林で、幹回り八・八五メートルのミズナラの巨木が確認された。山林を管理している尾瀬林業が九日に実施した調査で分かった。県環境森林部によると、把握している県内のミズナラの中では最も太いという。
調査には、同社社員と片品村猟友会のメンバー八人が参加した。地元では、これまでも巨木の存在を指摘する声があったものの、自生場所などくわしい状況が分かっていなかったため、見渡しのいい残雪期を狙って実施した。
巨木は標高約一、四〇〇メートルの緩やかな斜面にずっしりと根を張り、高さは推定約二五メートルに達している。
案内役を務めた同猟友会の萩原照雄さん(65)によると、戸倉には、かつて狩猟を生業にしていたまたぎが、猟時に仲間との待ち合わせの目印にした巨木があったとの言い伝えが残っているという。
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