村内外の人が熱心に耳を傾けた「かたしな元気塾」

　片品村のＮＰＯ法人・尾瀬和楽舎（おぜからくしゃ）（須藤賢一理事長）は二十二日、同村役場で「第一回かたしな元気塾」を開いた。元尾瀬保護財団事務局長で利根沼田県民局の渡知多美局長が、同村の観光振興などついて講演し、村内外から訪れた五十人が熱心に耳を傾けた。
　尾瀬和楽舎は住民、企業、行政の垣根を越えて、県や利根沼田地域の発展に貢献しようと、住民有志が集い二〇〇四年に設立。元気塾は、所在地・片品村の地域づくりのきっかけにしようと行った。
　講演で渡局長は、首都圏から二百キロの位置にある尾瀬の重要性を説明し、「尾瀬を核にした観光や地域づくりを、地元が真剣に考える枠組みがあってもいい」と持論を展開。旧会津街道の歴史や昔ながらの食文化についても話し、魅力発掘の必要性を強調した。