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愛嬌たっぷり「神様の使い」 尾瀬にオコジョ
2008/10/05掲載
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尾瀬沼近くで姿を現し、愛くるしい表情を見せた オコジョ |
尾瀬国立公園の尾瀬沼ビジターセンター近くで四日、尾瀬の人気者、イタチ科のオコジョが姿を現し、入山者の前で愛嬌(あいきょう)を振りまいた。
オコジョは肉食動物で、体長二十センチ前後。夏季は背中が茶色で腹部が白い毛で覆われているが、冬季になるとほぼ全身が白色の体毛に変身する。こうした生態などから、地元では古くから「神様の使い」として敬われ、捕獲が禁止されてきたという。
倉庫の床下などを行ったり来たりしながら、時折外に飛び出し、通りがかった入山者に愛くるしい表情を見せた。
同センターによると、尾瀬では木道での目撃例が多く、今回のような場所で姿を現すのは珍しい。動きが素早いため、写真にも収めにくい。
同センターと山の鼻ビジターセンター(尾瀬ケ原)は、目撃した人に「おこじょ発見証」を配布し、オコジョ情報を集めている。
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