無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 エコツーリズム促進 3県50人方針確認 熟練ガイド育成も 尾瀬サミット
2008/09/01掲載
「尾瀬サミット2008」であいさつする大沢知事。左から2人目が斉藤環境相=福島・御池ロッジ
「尾瀬サミット2008」であいさつする大沢知事。
左から2人目が斉藤環境相=福島・御池ロッジ

 誕生から一周年を迎えた尾瀬国立公園の環境保全を考える「尾瀬サミット2008」(尾瀬保護財団主催)が三十一日、福島県桧枝岐村の御池ロッジで開かれた。尾瀬を抱える群馬、福島、新潟県の関係者ら五十人が参加し、エコツーリズム促進や尾瀬の魅力を伝えるガイドの育成などを確認した。
 冒頭、斉藤鉄夫環境相は「尾瀬は自然公園保護のトップランナー。尾瀬の今後を考えることは、日本の自然保護の今後を考えることになる」とあいさつ。
 会議では「小中学生から登山者まで多様なニーズに応えられる熟練のガイドが尾瀬には少ない」「尾瀬の魅力を十分に発信できていない」「エコツーリズムをもっと充実させるべき」といった指摘が相次いだ。
 尾瀬保護財団理事長の大沢正明知事は、尾瀬を環境教育に生かすため本年度から群馬県が始めた尾瀬学校を説明した上で、「自然を楽しむためにガイドの解説は必要であり、真剣に養成に取り組まなければならない」と呼び掛けた。
 また、環境省が五―七月の入山者数(前年比二万五百九十人増の二十一万八千五百二十人)やシカ対策を報告した
 この日同村では、自然公園ふれあい全国大会(環境省など主催)の一環として、エコツーリズムをテーマに、環境省や尾瀬保護財団、地元関係者ら六人によるシンポジウムが開かれた。