無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
WEBに関する問合わせ:上毛新聞メディア事業部 TEL:027-252-8973 MAIL:webmaster@raijin.com

ミズバショウ尾瀬関連記事

 貴重な自然次代へ 関係者500人交流5市町村の子供宣誓 尾瀬国立公園1年で全国大会
2008/08/31掲載
自然公園ふれあい全国大会で、尾瀬の自然の継承を誓った子供たち
自然公園ふれあい全国大会で、尾瀬の自然の継承を誓った子供たち

 尾瀬国立公園の誕生から一年を迎えた三十日、全国各地の国立公園関係者が集まる「自然公園ふれあい全国大会」(本県など主催)が、福島県桧枝岐村にある尾瀬の郷交流センターで行われた。記念式典には常陸宮ご夫妻が出席。自然公園の保全などに取り組んできた功労者を表彰したほか、尾瀬地域の五市町村の子供五人が貴重な自然を守り、受け継いでいくことを力強く宣誓した。
 同大会は、環境省が唱える「自然に親しむ運動」の中心行事として一九五九年から開催されている。五十回目の節目となる今回は、国立公園の中で最も新しい尾瀬が会場に選ばれた。
 式典には五百人が出席。斉藤鉄夫環境相が「自然公園の貴重な自然環境が守られてきたのは、地元の人々のおかげ。今後も美しい自然が次代に引き継がれるよう取り組んでいきたい」と式辞を述べた。
 この後、環境相と各県知事らによる自然公園関係功労者表彰が行われた。本県関係では金井昭夫さん(58)=富岡市妙義町=と松浦和男さん(68)=片品村戸倉=に環境大臣表彰、中之嶽山岳会(下仁田町)、片品村遭難対策救助隊、片品北小学校に知事表彰がそれぞれ贈られた。
 大会最終日の三十一日は、同省や尾瀬保護財団、研究者を交えたシンポジウムが開かれる。