利根沼田県民局地球温暖化対策地域協議会（座長・渡知多美局長）の本年度第一回会議が十八日、沼田市の同局庁舎で開かれた。尾瀬・鳩待峠と片品村戸倉の駐車場間（約十一キロ）を運行するマイクロバスで二十四日から、バイオディーゼル燃料（ＢＤＦ）を活用した試験運行を行うことを決めた。
　今回、マイクロバスを運行するのは尾瀬観光タクシー、片品観光タクシー、関越交通、老神観光バスの四社。すでにマイクロバスにＢＤＦを活用している尾瀬観光タクシーは三台、ほかの三社は一台を運行する予定になっている。期間は尾瀬の観光シーズンが終了する十一月上旬まで。
　二十四日に同村戸倉の尾瀬第一駐車場で関係者による運転開始式を行う。県利根環境森林事務所は「今後はＢＤＦの原材料となる廃食用油の確保が課題。供給量を増やせれば、本格導入を進めたい」としている。