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野外活動で自然学ぶ 尾瀬子どもサミット2日目 水源見学、動植物スケッチ
2008/07/31掲載
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尾瀬地域の環境を守る工夫について学ぶ子供たち |
尾瀬を取り巻く本県と福島、新潟の三県の小中学生が環境問題を学ぶ「尾瀬子どもサミット」は三十日、二日目を迎え、五十八人の子供たちは六つの班に分かれて、尾瀬沼周辺での自然保護活動や動植物の観察、尾瀬ケ原までのハイキングなどの野外活動に取り組んだ。
自然保護活動をした二つの班は、尾瀬で使われている水について学習。山小屋で働く人にインタビューしたり、水源や排水処理施設を見学して水の循環について学んだ。
子供たちは、トイレに最も多くの水を使っていることや、環境を守るためにパイプラインで尾瀬の外に排水していることを知って驚いた様子。尾瀬の環境を守る工夫を学んだ後は、みんなで尾瀬沼周辺のごみ拾いをした。
二班の班長を務める町田伸彦君(中之条中二年)は「ごみがほとんど落ちてなくてよかった。尾瀬で働く人や訪れる人が環境保全に取り組んでいるおかげで、すばらしい自然が保たれているのが分かった」と感心していた。
動植物の観察をした班は尾瀬沼を一周して、珍しい植物や動物をスケッチ。ハイキング班は、尾瀬沼ヒュッテから尾瀬ケ原まで往復約十四キロを風景を楽しみながら歩いた。
三日目の三十一日は、午前中にフィールド活動を行った後、活動のリポートをまとめて、夜に全体意見交換会を行う。
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