尾瀬関連記事尾瀬の至仏山、山開き前に現地調査
2008/06/27掲載
尾瀬の至仏山(二、二二八メートル)が一日に山開きされるのを前に、至仏山保全対策会議(事務局・尾瀬保護財団)は二十七日、片品村戸倉の鳩待峠から山頂までの二つのルートで、登山道の現地調査を行った。濃い霧が立ち込める中、登山道に残る雪の除去やロープ張り、植生環境の把握などに取り組んだ。
今年の現地調査は四、六月に続いて三度目。今回は、立ち入り防護ロープの設置や入山時の注意呼び掛けに必用な情報収集などが目的で、環境省や尾瀬保護財団、日本自然保護協会、同村や同村戸倉区の関係者ら二十人が参加した。 参加者は、尾瀬ケ原・山ノ鼻地区から登る東面登山道と鳩待峠登山口からのルートに分かれて入山、途中に見られる雪渓や湿原、草花などの植生を観察した。登山道の数カ所で雪渓が残り、場所によっては注意が必要な部分もあった。 |