尾瀬関連記事 28日、2年ぶり開通 至仏登山道は1日閉鎖解除 東電尾瀬橋
2008/06/25掲載
老朽化のため二〇〇六年七月から通行止めとなっていた尾瀬ケ原の「東電尾瀬橋」が二十八日、二年ぶりに開通する。また、残雪期の植生を保護するために閉鎖されていた至仏山登山道は七月一日、閉鎖が解除される。至仏山と尾瀬ケ原を結ぶ東面登山道は昨年に引き続き上り専用で、下山時の利用ができなくなる。 福島と新潟の県境を流れる只見川に架かる東電尾瀬橋は長さ二八メートル、幅一メートル。橋中央部にはバルコニー(幅二・二メートル)がある。橋はカラマツ材が使用され、橋脚はコンクリート製。総工費は約二億円で、昨年六月から架け替え工事が行われていた。 橋の開通で、尾瀬ケ原の東電分岐とヨッピつり橋間が自由に往来できるようになり、尾瀬の魅力をより楽しめるようになる。 一方、至仏山保全対策会議(事務局・尾瀬保護財団)は、至仏山山頂付近やオヤマ沢田代から小至仏山周辺に例年より大きな雪渓があるため、アイゼンの携行や登山ガイドを伴う入山を呼び掛けている。 |