入山者ら三重奏満喫　片品尾瀬感じる演奏会

三重奏の美しい音色が観客を魅了した 尾瀬・水芭蕉コンサート

　片品村は十四日、同村鎌田の村文化センターに女性演奏家グループ「トリオ・デュ・ポローニア」を招き、「音楽と尾瀬を愛する人のための〜尾瀬・水芭蕉（みずばしょう）コンサート」を開いた。会場には、尾瀬に向かう途中の入山者ら村内外から三百八十人が詰め掛け、三重奏の美しい音色を楽しんだ。
　コンサートは、尾瀬を題材にした「夏の思い出」が、ラジオ放送されたのをきっかけに尾瀬の名前が全国に知れ渡ったことにちなみ、音楽を通して尾瀬を感じてもらおうと、村と尾瀬林業が実施した。昨年に続き二回目。
　トリオ・デュ・ポローニアのメンバーは、桐朋学園大音楽学部（東京都調布市）を今春卒業した三人。バイオリン、チェロ、ピアノの三重奏が持ち味で、各地で演奏活動を展開しており、前回のコンサートにも出演した。
　コンサートでは、メンバーが尾瀬での体験をもとに作曲した「尾瀬にみた風」のほか、自然をテーマにしたクラシックメドレーを披露。日本の四季メドレーは尾瀬の映像をバックに演奏した。最後の「夏の思い出」では、客席も合唱して盛り上がった。