尾瀬にも桜の季節

淡い紅色の花が咲き始めたミネザクラ

　片品村の尾瀬国立公園山ノ鼻地区の休憩所付近に自生するミネザクラが咲き始め、淡い紅色のかれんな花がハイカーの目を楽しませている。尾瀬にもようやく桜の季節がやってきた。
　ミネザクラは、バラ科サクラ属の低木で、鳩待峠―山ノ鼻間のブナ林や尾瀬ケ原の川沿い、東電小屋付近などに自生する。
　尾瀬山の鼻ビジターセンターによると、山ノ鼻地区では、五月末から咲きはじめ、現在三分咲き程度。見ごろは標高差や天候にもよるが、六月中旬ごろまでという。
　尾瀬では、ミズバショウが最盛期を迎えたほか、赤色のヒメシャクナゲや黄色いリュウキンカ、入山道沿いのシラネアオイにカメラを向けるハイカーの姿が見られる。