尾瀬学校に備え　引率教員事前視察

山岳ガイドの説明に耳を傾ける尾瀬学校の引率教員ら

　県教委は二十日、本年度から始める「尾瀬学校」の引率教員らを対象にした自然観察会を片品村戸倉の尾瀬国立公園で開き、小中学校の教員ら三十六人が鳩待峠から尾瀬ケ原まで歩いた。尾瀬高校教諭や地元の片品山岳ガイド協会メンバーが入山ルートや施設を案内し、入山時の注意事項などをアドバイスした。
　尾瀬学校の引率指導者が事前研修として現地に足を運び、安全で効率的な事業運営につなげてもらうことなどが目的。
　参加者は、四つの班に分かれ、尾瀬ケ原の植物研究見本園や上田代までの木道を散策した。参加した藤岡小野中学校教諭の松浦健児さん（50）は「尾瀬は初めて。どの程度の運動量が必要なのか、どんな施設があるか確かめることができた」と語った。