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森林や登山道整備 ふるさと納税 寄付金受け付け開始 片品村
2008/05/02掲載
応援したい自治体に寄付をすると住民税が軽減される「ふるさと納税」制度導入のための関連法が三十日国会で成立したのを受けて、片品村は一日、同村への寄付金受け付けを開始した。村は尾瀬国立公園を抱える地域性を踏まえて「環境に優しい尾瀬の郷づくり」をテーマに寄付金を募り、環境、福祉、観光、教育の各分野で事業を充実させる。寄付者へのアンケートも行い、使用目的に反映させる。
寄付金の具体的な活用目的として、森林整備やエコカーの導入によるCO2削減対策のほか、公共施設のバリアフリー化、登山道の整備、エコツーリズムの推進、福祉人材の育成―などを計画している。
申込用紙一万枚を村内公共施設に設置するほか、同村出身者や関係者に郵送して趣旨を伝える。寄付者に対しては「尾瀬の郷福袋」として同村産農産物か公共施設の利用券などを贈ることにしている。
千明金造村長は「尾瀬など、村には貴重な自然が多く、環境に優しい村づくりに取り組んでいるので、協力してほしい」と話している。
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