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尾瀬で国際シンポ
2008/02/18掲載
群馬、福島、新潟三県や東京電力などで組織する尾瀬国立公園記念事業実行委員会は今夏、海外の動植物研究者らを交えて尾瀬の国際的な価値を検証する尾瀬国立公園記念国際シンポジウム(仮称)と現地視察会を尾瀬などで開く。尾瀬で国際的なイベントを開くのは初めて。
二〇〇五年のラムサール条約湿地への登録に続き、環境省が「二十一世紀の国立公園のモデル」と位置付ける尾瀬の存在感を、海外に示すきっかけになりそうだ。
パネリストの人選は来月の実行委員会で決める。植物学者や環境問題の専門家、国立公園管理の関係者などを招く方針。尾瀬保護財団がアジアや欧米などを対象に候補者を選んでいる。
尾瀬ケ原や尾瀬沼の視察などを通じ、研究者らに尾瀬が日本の国立公園の中でもとりわけ高度で行き届いた管理を行っていることや、開発や環境汚染の危機を何度も逃れてきた自然保護運動の歴史などを紹介。シンポジウムで国際的な価値を検証する。
シンポジウム会場は交通の便や収容力を配慮し、尾瀬国立公園外の新幹線停車駅周辺を軸に検討する。
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