無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
WEBに関する問合わせ:上毛新聞メディア事業部 TEL:027-252-8973 MAIL:webmaster@raijin.com

ミズバショウ尾瀬関連記事

 尾瀬入山4%増加 単独公園化後に回復 07年
2008/02/01掲載

 環境省は三十一日、尾瀬地域の昨年(五―十月)の入山者が前年比4・0%増の三十五万四千九百一人だったと発表した。入山口別では、鳩待口(片品村)が依然過半数を占め、入山者の一極集中は変わらなかった。
 月別前年比は、六―八月は5―14%減で推移したが、尾瀬国立公園誕生後の九、十月は17―21%増と盛り返した。
 入山者比率は、鳩待口が52・3%(前年52・6%)で、沼山口(福島・桧枝岐村)26・9%、大清水口(片品村)6・0%―だった。
 六月のミズバショウ、七月のニッコウキスゲ、十月の紅葉の時期に入山者が集中。最多は日曜だった十月七日で九千十二人。
 環境省は、鳩待口や大清水口など尾瀬地域の主な入山口六カ所に赤外線センサーを設置して、入山者数の自動計測を行っている。
 環境省は「単独公園化による影響は、まだはっきりしないが、一極集中は例年並みだった。改善には入山口それぞれの魅力を高めることが欠かせない」と話している。