山小屋を運営する尾瀬林業は二十一日、四日間の予定で尾瀬沼山荘の除雪や保守点検などを開始。社員七人がヘリコプターに食料品などの生活物資を積み込み現地に向かった。調査飛行に同乗し、標高一七六二メートルの三平峠(片品村戸倉)上空に差しかかった途端、雪で覆われた広大な尾瀬沼が視界に飛び込んできた。湖畔の気温は氷点下一二度。山小屋に人けは無く、凍り付くような三条ノ滝も姿を見せた。