無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 来年度は尾瀬で 4県が要望環境省内定 野外活動やシンポ 自然公園ふれあい全国大会
2007/12/28掲載
 環境省は二十七日、二〇〇八年度の自然公園ふれあい全国大会の会場が、尾瀬国立公園に内定したと発表した。同日、地元四県(群馬、福島、新潟、栃木)に通知した。同大会は環境省が唱える「自然に親しむ運動」の中心的行事として一九五九年から全国各地で開催。尾瀬国立公園の誕生を節目に、地元四県が尾瀬での開催を要望していた。

 大会は、同省と地元都道府県、国立公園協会による共同開催。自然公園法制定五十周年にあたる今年十一月に開かれた大会(兵庫県・瀬戸内海国立公園六甲地域)から、地域の環境保全やエコツーリズムの推進が目的に加わった。
 尾瀬での開催は、地元四県が誘致に向けて活動。今年八月の「尾瀬サミット」意見交換の場で、福島・桧枝岐村らが関係者に協力を要請していた。
 開催日時や場所など具体的な内容は、今後地元四県が中心になって調整する。尾瀬全域を対象にし、自然体験などの野外活動やエコツーリズムをテーマにしたシンポジウムが検討される見込み。関係者によると、式典会場は福島県桧枝岐村を軸に選考するという。
 尾瀬を抱える片品村の千明金造村長は「地元として、実現に向けて桧枝岐村と相談してやってきた。大会開催によって、尾瀬の自然環境を守っていく活動が強化されることになる」と歓迎している。