尾瀬関連記事「尾瀬の価値」訴える
2007/12/09掲載
講演会は尾瀬国立公園誕生を記念して、尾瀬の環境や人と自然の共生について考えてもらおうと、同県民局と沼田市教委、放送大学群馬学習センターなどが企画した。 岩槻館長は兵庫県出身。東京大理学部附属植物園長、中央環境審議会野生生物部会長を歴任するなど植物分類学の第一人者として知られる。 講演で、人が自然を征服していった欧米に対し、日本は古くから「人里・里山・奥山」のすみ分けができていたことを指摘。「人と自然は相反するものではなく、エコツーリズムなど使って環境を保全しながら活用できる。尾瀬の自然が地域にとってどんな価値があるのか、住民が活用策を探るべき」と訴えた。 |