鮮やかな色彩で尾瀬　１２日まで前橋　吉井の桜井さん個展

尾瀬の四季が感じられる会場

　吉井町の桜井弘夫さんの個展「尾瀬を描く」が十二日まで、前橋市古市町のヤマト本社ビル一階ギャラリーホールで開かれている。尾瀬の四季を鮮やかな色彩で表現した油彩画など五十三点が、訪れた人々の目を楽しませている。
　桜井さんは高校生のころから尾瀬を歩き、尾瀬に親しんできた。「湿原で空気を吸い込んだり雰囲気を味わって、絵のイメージを固める。写実ではなく、雰囲気を絵にする」と桜井さん。今回の個展のために、約二カ月間でこれらの絵を描き上げた。
　桜井さんは「尾瀬の四季がここにある、という個展。尾瀬の湿原の神秘性、美しさを感じてほしい」と話している。