無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 片品の演劇スクール「オゾン・シアター」 本番へ稽古に熱 小学生から60代26人出演 尾瀬国立公園 1日に誕生記念公演
2007/11/28掲載
公演本番に向けてリハーサルに熱が入る
オゾン・シアター団員
 片品村が尾瀬国立公園の誕生記念事業として取り組んでいる演劇スクール「尾瀬の郷オゾン・シアター」の本年度公演「片品版クリスマス・キャロル」が十二月一日午後六時半から、同村鎌田の片品村文化センターで開かれる。イギリスの小説家、チャールズ・ディケンズの作品を「尾瀬国立公園誕生記念版」として脚色した内容。団員は、村内外から応募した小学生から六十代まで二十六人。公演を前に熱の入ったリハーサルを繰り返している。

 同スクールは昨年度、村が長期滞在者促進事業の一環として、団塊世代の移住促進や地域振興につなげようとスタートした。二期目の本年度は、尾瀬の国立公園単独化をテーマに実施。多彩な役作りに対応するため、年齢制限も小学生以上に設定して募集した。
 脚本は、昨年と同じ「クリスマス・キャロル」に、尾瀬とのかかわりを持たせたのが特色。尾瀬の植生を全国に知らしめた植物学者、武田久吉氏や尾瀬の自然「水、花、山」の精霊のほか、実在の山小屋など尾瀬関係者らも出演し、公演を盛り上げる。
 スクールは、八月に開校。週一回のペースで稽けい古こを重ねてきた。団員の半数が一期目経験者のため、役作りがスムーズに進んでいる。
 昨年から演出を担当している河田園子さん(演劇企画JOKO)は「最初は緊張していた初心者の団員も、真剣な稽古が実り、役作りも順調。多くの人に見に来てほしい」と呼び掛けている。
 入場料は一般千円。中学生以下は無料。問い合わせは、同村むらづくり観光課(電話0278・58・2112)へ。