沼田でサイエンス・フォーラム　小学生からお年りまで　尾瀬の自然を研究発表　２２組調査や観察結果

来場者の質問に答える生徒

　尾瀬サイエンス・フォーラムが、沼田市利根町平川の尾瀬高校で開かれ、小学生からお年寄りまでの二十二組が日ごろの研究結果を発表した。
　同校自然環境科の生徒は来場者が話しかけやすいように、対面方式で尾瀬や武尊山の環境調査を発表し、質問に丁寧に答えていた。片品北小学校の児童は同校と協力して調べた尾瀬に生息する両生類や鳥、花の観察結果を紹介した。
　県自然保護連盟の金井賢一郎さん、茂木孝充さんの講演会が開かれ、県指定天然記念物のトウホクサンショウウオ、ヒダサンショウウオとヒメギフチョウの生態を解説した。
　フォーラムは研究発表を通して、子供たちと高校生、社会人の交流を深めて、理科に興味を持ってもらおうと、二〇〇五年から開いている。今年はモミジやドングリを使ったネイチャークラフトや地元料理を振る舞うアウトドアクッキングも開かれ、親交を深めた。