無限の表情 尽きせぬ魅力 尾瀬国立公園
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 冬支度に向けて急ピッチ・尾瀬
2007/11/05掲載
冬支度に向けて急ピッチで作業に取り組む長蔵小屋の従業員
 本格的な冬の到来を前に、尾瀬国立公園内で最後まで営業を続けていた長蔵小屋(福島県桧枝岐村)と、龍宮小屋(片品村戸倉)が四日、本年度最後の営業を終え、閉館した。

 みどり市大間々町から家族四人で宿泊した会社員、鈴木義之さん(41)は「尾瀬の山小屋では、いろいろな人と会話ができて楽しい。春になったら、また子供たちを連れて来ます」と、にこやかな表情で山小屋を後にした。
 冬季の尾瀬沼や尾瀬ケ原は、積雪が三メートル前後にもなる豪雪地域。従業員は、無人になる閉館中に積雪で小屋が壊れないよう、窓や玄関に板を張り付け、急ピッチで冬囲いの作業に取り組んだ。
 尾瀬の紅葉は終盤を迎え、木道の人影はすっかり少なくなった。雪が積もり始めると、尾瀬は春まで長い眠りにつく。