県議会が尾瀬を調査　環境農林常任委　保護の取り組み確認

尾瀬の保全対策や自然環境を視察する県議会環境農林常任委員会の委員ら

　県議会環境農林常任委員会（岩井均委員長）は十五日、尾瀬国立公園の鳩待峠―尾瀬ケ原・牛首間（五・五キロ）を視察、ごみ持ち帰り運動や木道の整備状況などを調査した。
　鳩待峠口から入山した委員は、山の鼻ビジターセンター（尾瀬ケ原山ノ鼻地区）で職員から、保護と適正利用をうたっている「尾瀬ビジョン」、福島県の会津駒ケ岳などが編入され、面積が拡大したことの説明を受けた。
　この後、尾瀬ケ原を歩き、木道の設置工事や破損場所のほか、至仏山登山道の土壌浸食の様子を双眼鏡で確認した。
　調査を終えた岩井委員長は「木道整備やごみ持ち帰りなど、尾瀬を守るために多くの対策が行われていることを実感した。県内の環境政策に反映させたい」と感想を述べた。