９日から撤去再開　尾瀬・山ノ鼻埋設ごみ

　昨年十月に片品村戸倉の尾瀬ケ原山ノ鼻地区で行われた埋設ごみの撤去作業現場に、取り残されたごみがあるため、県尾瀬保全推進室は四日、環境省や県、片品村など関係団体が九日から三日間、ごみの撤去作業を再度行うと発表した。
　ごみは四十年以上前に捨てられたものとみられ、昨年の撤去作業では、一〇・七トンが搬出された。 　現場はくぼ地で、水が流れ込むなど、ごみが完全に除去されたか確認が難しかったことから、水位が低くなる今年九月に再び関係者が現場を調査し、取り残しがあることが分かった。
　同推進室は「尾瀬をきれいにしていくための取り組みで、今後も過去のごみが見つかれば、尾瀬から撤去していきたい」としている。