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尾瀬の大自然に感動 県内の児童湿原を観察
2007/9/3掲載
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尾瀬ケ原の湿原を観察する小学生ら |
子供たちに尾瀬の自然に触れてもらおうと、ネットワーク型体験活動推進ぐんま委員会(委員長・山西哲郎群馬大教授)は二泊三日の日程で、尾瀬ケ原を中心に体験活動「探検!体験!森と水の物語」を実施。県内の小学三年生から六年生まで二十六人が、湿原の観察やツキノワグマ対策などを学んだ。
同事業は文部科学省や国土交通省などが取り組む省庁連携体験活動推進プロジェクトの一環で本県では初めて。今回は環境省との連携事業として行われ、尾瀬保護財団職員らが自然解説や学習指導を行った。
子供たちは、初日の夜に尾瀬ケ原で流星群を観察。二日目は早朝から尾瀬ケ原に繰り出して湿原の日の出を体験したほか、池ち塘とうや植生について解説を受けた。
野生動物のツキノワグマの生態や対策も学習。鈴などの金属音がクマ除けになることや、冷凍保存されていた糞ふんの分析を見学して季節ごとにえさに違いがあることなどを学んだ。
子供たちは「流れ星に感動した」「朝露で輝く草がきれいだった」「クマの足跡を初めて見た」などと、感想を語っていた。
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