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群馬県のニュース

バス路線を再編 太田市が8年計画 JR籠原駅と接続 

更新日時:2017年8月11日(金) AM 06:00
 暮らしやすい「コンパクトシティー」を目指し、群馬県太田市は、市営バス路線を見直す。現行3路線のうち東武太田駅周辺を走り、利用が低迷する「循環線」を本年度末で廃止し、「南北基幹路線」を新設するなど、8年かけて再編を進める計画で、周辺自治体との間で乗り入れしやすいようにする。拠点の駐車場を拡充してバス利用を促し、市街地へのマイカー流入や渋滞を減らす。

 現行の市営バスは循環線のほか、市中心部と新田、尾島各地区を結ぶ路線(新田線、尾島線)がある。市は通学客の利用がある新田線、尾島線に対し、高齢者が中心の循環線は利用が低迷しているとして、廃止を決めた。

 替わって新設される南北基幹路線は市運動公園(飯塚町)や市民会館(同)、東武太田駅(東本町)、太田記念病院(大島町)といった市民の利用が多い拠点施設を結ぶ。現行の新田線、尾島線に加え、市東部、北部を結ぶ路線を新設して「地域基幹路線」と位置付け、南北基幹路線の主要停留所とつなぐ。

 太田市方面から利用が多いJR高崎線の籠原駅(埼玉県熊谷市)と、太田市のバスターミナル(飯塚町)との間に「広域路線」を新設。大泉、千代田の両町から市中心部に乗り入れている町営バスを南北基幹路線に接続させるなど、バスによる周辺自治体との利便性を高める。

 マイカーからバスに乗り換えて移動しやすいよう、市の尾島、新田、藪塚3庁舎などの駐車スペースを拡充して整備。自転車から乗り継ぐ「サイクルアンドバスライド」の拠点も市内各所に設ける考えだ。

 再編に向け、市は交通政策基本法に基づく地域公共交通網形成計画としてまとめ、9月中にも策定する方針。市のバス事業は乗客数が減少傾向で、近年は毎年、1800万円以上の赤字を計上しており、利便性を向上させて赤字解消を狙う。

 市交通対策課は「各地区や拠点をつなぐネットワークを充実させ、コンパクトな都市にする」と説明している。

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