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群馬県のニュース

野党陣営 分裂・再編でドタバタ… 資材調達 追われる 

更新日時:2017年10月12日(木) AM 06:00
 直前まで野党の分裂や再編、新党結成と目まぐるしく構図が動いた衆院選。群馬県内の野党陣営は準備不足が目立ち、公示から一夜明けた11日も資材調達に追われ、急ごしらえのまま選挙戦に駆け回った。有権者から「政治的な立ち位置が見えやすくなった」と歓迎する声が聞かれる一方、「急に政党が増えて分からない」との戸惑いも。与党陣営は新党への追い風を測りかね、警戒感を強めている。

 「早めの準備が裏目に出た」。希望の党前職の陣営は発注を急いだため、「民進党」で作成された大量の資材を抱えた。「使えなくなったリーフレットは万の単位。仕方ないけど…」と陣営幹部はため息をつく。

 別の前職陣営は「民進党」の党広報掲示板に小池百合子代表のポスターを掲げる。「希望の党」のシールで上張りする予定だが納品はまだだ。「(アピールのため)まずはポスターが優先だった」と説明する。

 公示直前に誕生した新党は党名の浸透が課題だ。

 「比例の方は…、えーっと」。10日の出陣式で、希望前職の陣営幹部はあいさつで言いよどんだ。「希望の党へ。どうもまだね…」と続け、笑いを誘った。

 希望新人の陣営は「思ったより反応がいい。高校生が手を振ってくれる」。小池代表らを取り上げる報道が多かったためと分析し、追い風に期待を寄せる。

 全国では共産党と社民党が協力関係にあるが、群馬5区ではそれぞれが擁立。ある陣営では「統一候補を出せないのか」との問い合わせが数件寄せられた。陣営幹部は「違いを理解してもらえるよう丁寧に主張したい」と説明する。

 有権者の受け止めはさまざまだ。高崎市福島町の主婦、冨塚かおりさん(42)は「政党がいろいろありすぎて分からない」と困惑気味。前橋市下細井町の会社員、広神光樹さん(29)も「選挙後の将来像が見えにくい」とした。これに対し前橋市関根町の自営業、根岸和雄さん(65)は「民進党内の保守派とリベラル派が分かれて明確になった」と再編を歓迎する。

 こうした野党の動きに、自民党前職の陣営は「新党への風がどの程度か分からない」と警戒。「希望の党は保守色が濃く、自民から票が移る可能性がある」と支持固めを急ぐ方針だ。

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