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◎「成長」をキーワードに 本年度、社団法人藤岡青年会議所第四十一代理事長を務めさせていただいております。青年会議所は単年度制を取っており、一年ごとに組織が変わりますので、創立四十一年で第四十一代の理事長となります。諸先輩方が築いてきた素晴らしい歴史に感謝するとともに、その歴史を継続できるよう、年々変化する組織の中で、時代の流れへの対応を怠ることなく、前進していきたいと思います。 私ども藤岡青年会議所は、多野藤岡地域において、奉仕・修練・友情の三信条のもと、まちづくりとひとづくりを主なテーマとして運動を展開させていただいております。本年度は「成長」という言葉がキーワード。メンバー個々が研修やまちづくり運動等を通じて成長することにより、藤岡青年会議所の成長に繋(つな)がり、そしてこの地域の成長に繋がると信じ、一年間運動を展開しております。 また、青年会議所は世界中に存在し、世界的な視野では世界平和の実現を大きな目的としております。日本においては各地域に七百以上の数が存在し、それらの連絡調整や協働運動等を目的として、群馬ブロック協議会、関東地区協議会、社団法人日本青年会議所が存在し、それぞれの視点からさまざまな運動を展開しております。藤岡青年会議所もそのうちの一つとして、二十歳から四十歳までの年齢制限のもと、一人一人が責任と誇りを持ち、行動をしております。 本年度、ひとづくりにつきましては、メンバー個々の資質の向上を求め、コミュニケーション論を中心とした指導力開発の研修会を実施しました。また青年会議所の先輩に講演をしていただき、会社経営や青年会議所の在り方等について学びました。 自己研鑽(けんさん)を重ね、自己の成長を図ることが、創立以来続けられてきた、青年会議所にとっての重要なポイントであると感じております。 そして、まちづくりにつきましては、地域の未来を担う青少年育成事業および私たち大人を対象とした教育事業をはじめ、選挙における公開討論会の実施や、近隣の青年会議所の方々と将来を見据え政令指定都市構想を掲げるなどの運動を展開しております。 また、本年度は行政の方々や学校関係の方々のご協力により、実際にメンバーが教壇に立たせていただき、「学の夏休み」という、思いやりの心を育(はぐく)む授業をさせていただきました。生徒の皆さんに教えるというよりも、私たちが思いやりの心を思い出す方が強かったように感じましたが、大変貴重な体験をさせていただきました。 今後も私ども社団法人藤岡青年会議所は、中立性と公平性を重んじる公明正大な団体として、行政の方々や地域の方々とともに、この地域を真剣に考え、この地域のためになるまちづくりを実践していきたいと考えております。 (上毛新聞 2007年12月25日掲載) |